不動産売却とリンクしてくる測量って何なのか?
今回は「測量」をテーマにブログを綴りました。
何の為に測量をするのか、どんな種類があるのか?期間はどのくらいかかるか?等
疑問点は多くあると思います。少しでも測量に対しての疑問点などがこのブログで解消されましたら幸いです。
まず測量ってそもそも何なのか?
それは不動産を売却する際、どこからどこまでの土地が売買の対象面積であるのか。
その対象面積の大きさ、形を測ることを測量といいます。
不動産売買時における測量の種類
不動産売買時における測量は大きく分けて2種類あります。
1つは現地測量。現地測量とは、現地において測量機器を用いて、地形、地物等を測定して、数値地形図データを作成する作業です。一般には 「現況測量」 と言われるもので、現地をあるがままに観測し測量図等を作成する作業のことです。
2つ目は用地測量。用地測量とは、土地及び境界等について調査し、必要とする資料や測量図を作成する作業です。一般には「境界確定測量」と言われるもので、現地において関係権利者立会いの上、境界を確認し、境界点に境界杭を設置して、境界確認書の取り交わしや、測量図等を作成する作業のことです。
測量におけるスケジュール
主に売買の場合,測量は「境界確定測量」を行い、実施期間としては3ヶ月~6ヶ月程の時間が掛かることが多く,土地確定測量の工程は下記のようなスケジュールになることが一般的です。
上記の様、「境界確定測量」は隣地所有者の立会い及び確認や官公署の図面をもとに土地の境界を全て確定させる必要がある為、役所、隣地所有者に挨拶、立会いを行い、敷地に越境物があれば越境物があることを隣地所有者と認識をする覚え書を作成します。
その為、隣地所有者が多ければ多いほど時間は掛かりますし、隣地所有者が遠方に住んでいたりするとさらに時間が掛かることになります。
そして「境界確定測量」が終わった実際の境界確定測量図が下記になります。
測量図には一辺一辺の境界の場所、境界標の写真、形状、大きさが示してあり測量資格を持った測量会社が行ったという示しで会社の押印もしてある物が出来上がります。
この境界確定測量図で売主はどこからどこまでが敷地で面積や形を明確にすることが出来、買主は買う不動産が明確に示されることでお互いに気持ちのいい不動産売買を成立させることができます。
よって不動産売買に測量は必要不可欠であり、不動産売買に測量はリンクしてくるのです。
テーマ「測量」ご覧頂き有難う御座いました。